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北海道教育委員会主催の北海道地学協働アワード2024に応募してみました。
地域と学校が協働して何をしているか。
上川高校が普段から取り組んでいる地域連携を、そのままスライド作成して申し込みました。
北海道教育委員会生涯学習推進局社会教育課チャンネルでYoutube配信されていますのでぜひご覧ください。上川高校の日常(普段やっている地域連携)がわかると思います。

上川高校3年生が上川町をイメージして描いた絵

地学協働アワードに応募したスライド内容を掲載します。
 上川高校は、上川町に設置された地域唯一の高校であり、大雪山連峰や石狩川に囲まれた自然豊かな環境の中にあります。その環境を生かしながら「地域と繋がり」「地域から学び」「地域を創る」役割を持った高校です。
上川高校が目指す学校像は「地域の 地域による 地域のための学校」であり、地域から信頼され、地域に開かれ、地域活性化のために、上川町と高校が協働して様々な教育活動を展開しています。
 また、連携型中高一貫校、環境教育、中高6年間を見通したキャリア教育など、特色ある教育活動の行動指針に関して、積極的に「地域のおとな」から学ぶという意識を共有しています。
 
学校と地域の連携・協働体制に関して
 
上川高校は地域との「繋がり」を重要視しており、上川町には「三つの連携」を全面的にバックアップしていただいています。
 
「地域資源をどのように活用するか」という地学協働のベースとなる取組に対し、上川町地域おこし協力隊による総合的な探究の時間へのサポートは欠かせません。
 そして、ここから派生した連携事業として、「地域・上川町」も含めた包括連携により、高校・大学・地域の三者による進学支援型プラットフォームづくりによる地域創生を目指しています。
 また、連携型中高一貫教育は20年以上の歴史を持ち、中学校との連携事業に対して、地域の理解のもとで協働した事業が推進されています。
 このような三連携は上川高校と上川町が築き上げてきたものであり、これらは全て生徒の育成に大きな役割を果たしています。
 
 上川高校の「総合的な探究の時間」は「大雪基礎」と呼ばれ、地域が持つさまざまな資源を利用した探究活動が実践されています。
「大雪基礎」の特徴は、「地域を知る」「地域から学ぶ」「地域を創る」という課題解決型探究学習です。
 
1年生から「地域を知る」ための探究活動を実施し、石狩川水質調査や石狩川クリーンアップ作戦参加、ラフティングや層雲峡調査、大雪山での野外活動などが行われます。
 
学年が上がり、「地域から学ぶ」ことを主眼に、地元企業でのインターンシップ、町内施設のリノベーション参加、シャトルバスガイドや層雲峡地区での活動が行われます。
そして、知って学んだことをまとめ、地域をどのように創生していくか、課題は何かをまとめる新聞づくりや町長との座談会などを行い、地域課題解決型探究活動を展開しています。
 
 このように上川高校では、総合的な探究の時間である大雪基礎の授業で上川町を知り、上川町を学び、上川町を創るために何が必要かを学びます。この3年間の学びで様々な上川町のおとなと出会い、いろいろな力が身につくと実感しています。上川高校に入学して良かったです。
 
 今後の上川高校に関して、次年度に向けてパワーアップするために
 
 「上川高校の強みは何か」「地域が期待していることは何か」「生徒・保護者が期待していることは何か」を明確にして、地域とともにある学校づくりを推進していく必要があります。改善点を明確にして更なる地域と高校による協働関係を高めていくことが必要と考えています。
 
様々な活動の中で、「目標を達成する力」、「他者と協働する力」、「自分を信じる力」を身に付けさせるために何が必要かを考え、更に教育活動の可視化を進めながら地域とともに考えていければと思います。
 
 来年は更なる地学協働を推し進めます。